チェンバロ工房 Haruyama Harpsichord

Pascal-Joseph Tskin 1769 Model

パスカル=ジョゼフ・タスカン モデル


全長232cm
Compass ; FF-f''' Disposition ; 2X8’, 1X4’ buff on front 8’
A=415 and A=440

パスカル=ジョゼフ・タスカン1世(1723 -1793)は、ベルギーのTheux(トゥー)出身ですが、パリのブランシェ工房で修行。1766年フランソワ=エティエンヌ・ブランシェ2世亡き後、工房を継ぎ、1776年その寡婦と結婚。チェンバロ制作家として国王ルイ15世と16世の宮廷で名声を確立しました。この名声はピアノの人気が台頭するまで続き、タスカンが亡くなる頃には工房でのチェンバロとピアノの製作は半々になりました。
タスカンのチェンバロは、低音の豊かな響きと高音の甘くエレガントな音色に特徴があります。また1760年代にはそれまでクイル(羽軸)だったジャックのプレクトラム(爪)に水牛の皮を使い、1768年にはレジスターを変更するジュヌイエール(膝レバー)を完成。
この1769年モデルは、エジンバラにあるラッセルコレクションのものが有名です。

 

Blanchet1765
  • Tskin 1769 1/6
  • Tskin 1769 2/6
  • Tskin 1769 3/6
  • Tskin 1769 4/6
  • Tskin 1769 5/6
  • Tskin 1769 6/6