François Blanchet 1765 Model
フランソワ・ブランシェ モデル
全長233cm
Compass ; FF-f''' Disposition ; 2X8’, 1X4’ buff on front 8’
A=415 and A=440
ブランシェ一族は1740年代にフランス王室との関係を築き、1750年代には≪facteur des clavessins du Roi「国王のクラヴサン制作家」≫の称号を与えられます。フランソワ=エティエンヌ・ブランシェ2世(1730頃〜1766)は、父フランソワ=エティエンヌ・ブランシェ1世 (1695〜1761)からチェンバロ製作を学びますが、36歳で早世したため、弟子のパスカル=ジョゼフ・タスカン(1723〜1793)が工房を継ぎました。
この1765年モデルは、2世の最晩年の作品であるとともに、ブランシェ家直系の最後の完成品とも言え、日本では浜松市の楽器博物館が所蔵しています。